2018/11/29 23:55
私たちが普段生活しているリアルな日常シーンの中で白と黒2階調の表現だけで存在するものはありません。人が物を視覚で認識する為には光源が必要で光源がもたらす陰影の階調によって視覚的に物の存在を認識出来、立体感や色味を感じることが出来ているのです。
それは同じ事です。白いキャンバスの端から端で明度を測ってみると
数値はきっと違いますし黒の線の中にも光沢や境界の滲みによる色の濃淡がきっと出る事でしょう。
デジタル上データでも
モニターに映し出された時点で視覚的には純粋な2階調では無いですし純粋な白と黒の世界はデジタルの概念としてだけ存在しているように思います。
デジタルと白と黒の親和性
黒と白の世界で何を表現するのか、
なぜ線画を選択してモノクロームを選んだのか?
と言った部分をお話させていただこうかと思います。
まずベーシックなものを一旦突き詰めてみるという考え方が私の中でありました。黒と白の線の太さや透明度を変化させるだけでも立体感や奥行きを十分に表現できますし、拡大するとコントラスト比100対1だったとしても
視野を引いて行く事で線の集合を黒やグレーの色面に見せる事もできるのです。
この表現で皆さんに親近感があるのはコミックの世界があげられるのでは無いかと思います。コミックはストーリーもさることながら
色を視覚的に認識せずとも頬の淡いピンクや炎の情熱的な赤い色を直感的に感じていることかと思います。そして余計な視覚的情報をカットすることで
ビジュアルで訴えかけるメッセージ性を見る人に
感じやすくする効果が有ったり、
人が見て無い色を感じて想像する喜びがあるように思います。
見る人によって制作者の意図した世界をさらに超えて絵を見た人それぞれの想像の世界を掻き立てることができると信じています。
なのでマスターデータをご購入いただいた方には
自分なりの世界を2次創作で手を加えていただき
一つの表現物としてこの世に昇華させていただけたらと願っています。
またラインアートを拡大出力して
インテリアの装飾として壁面を飾ればあなたの生活空間に
素敵にマッチし、あなたのライフスタイルに色を添えてくれる事でしょう。
ここまで長文に付き合ってくださった方ありがとうございました!
これからも
皆さまに愛されるショップになる為に
どんどん作品をアップしていきますので
よろしくお願い致します。
モチーフのリクエストやお題だし、グッズ化のご依頼も承っておりますのでお気軽にお声がけいただければと思います。
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